冷却塔の薬注装置
このようなお困りごとはありませんか?
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スケール障害
冷却水の中には、カルシウム、マグネシウム、シリカなどのミネラル成分が含まれています。
冷却塔を使用していると徐々にこれらの成分が濃縮され、固形化して熱交換器伝導面や配管内部に付着します(スケール化)。
これにより、冷却水の流れが悪くなったり、熱伝導率が低下して冷却機能が低下してしまいます。
スケールは一度発生すると、ブラシで擦るなどでは除去することができず、薬品による洗浄をしなければなりません。
日々の水質管理により発生を防ぐことが何よりも重要です。 -
腐食障害
水・酸素・金属が合わさると、腐食が進行してしまいます。
冷却塔においては、熱交換機や配管で腐食が見られますが、腐食の進行度は周辺環境によって大きく変わってきます。
例えば、周辺に燃焼後の排ガスを排出する工場等がある場合、通常よりも早く腐食が進行してしまいます。
腐食片により冷却水の循環が悪くなる、漏れが生じるなどの障害が生じてしまいます。 -
スライム障害
冷却塔を使用していると、充填剤等に緑色の粘着物が付着することがあります。
これは、細菌藻類、真菌類、及び藻などの微生物が繁殖してできたスライムというもので、エネルギーロスや、最悪の場合散水板・ストレーナーの閉塞による運転停止を引き起こします。
特に、食品工場では、食品や調理過程で発生するにおいの元となる物質が微生物の餌となり、冷却塔のスライム障害が多く見られます。 -
レジオネラ属菌の発生
冷却塔の使用において必ず注意しなければならない項目の一つがレジオネラ菌への対策です。
冷却塔は、冷却水を落下させて上部の送風機から空気を逃がしますが、この冷却水がレジオネラ菌によって汚染されていると、レジオネラ菌を含んだエアロゾルが送風機から外部に排出されます。
この汚染された空気を人が体内に取り込むとレジオネラ症を発症し肺炎などを引き起こします。
レジオネラ症は感染した人はもちろん、施設の管理者にも損害賠償や刑事責任を負う、イメージダウンにつながるなどの甚大な被害をもたらします。
このような事態にならないために、レジオネラ菌に対する対策は必須です。